wiki 会者定離(えしゃじょうり)は、日本の諺。出典は遺教経。 仏典のひとつである遺教経の文章が原典。日本では四字熟語として有名だが、本来は「生者必滅会者定離」(しょうじゃひつめつえしゃじょうり)でひとつの意味をなしている。命あるものは必ず死に、出会った者は必ず別れることになるという意味。 類句: 会うは別れの始め 合わせ物は離れ物 The first breath is the beginning of death.(英語、産声は死の始まりの意) Sic transit gloria mundi. (羅語、この世の栄誉はこう去るの意) גם זה יעבור (ヘブライ語、之も去るの意。ソロモンの名言)
とくひつたいしょ【特筆大書】 ( 名 ) スル 特に目立つようにとりあげること。 「 -すべき事柄」
相碁井目 (あいごせいもく) [意味] 相碁井目の四字熟語は、『相碁』と『井目』の部分に分けられるが、いずれも囲碁の専門用語である。『相碁』というのは実力がほぼ同等の二人が打つ『互い先(たがいせん)』と呼ばれる打ち方(ハンデなし・同じ条件の真剣勝負)のことである。『井目』というのは二人の実力に大きな差がある時に、弱い人が初めから九目に自分の石を置いてから勝負する『ハンデ戦』のことである。 対等な条件で碁の勝負ができる人もいれば、ハンデを付けなければ勝負にならない人もいる。そのことから、人間の物事の実力には、何でも上下や巧拙(上手い・下手)があるという意味となった。 [用例] 学生時代に神童と呼ばれた秀才が実社会ではあまり才能を発揮できなかったり、甲子園で大活躍した選手がプロ野球では通用しないということもある、現実社会の厳しい競争原理は正に相碁井目といった観を呈している。
巧偽拙誠 読み方 こうぎせっせい 意味 どんなにうまく騙すことができても、それは下手ではあるが誠意のこもった言動には適わないということ。 また、巧みな偽りよりも、拙い誠実さのほうが良いということ。 「巧偽は拙誠に如かず」とも読む。 出典 『説苑』「談叢」 類義語 巧詐拙誠(こうさせっせい)
■ 青は藍(あい)より出(い)でて藍より青し:青出于蓝而胜于蓝 教えを受けた弟子(でし)が先生よりもすぐれた人になるたとえ。青色の染料(せんりょう)は藍という草の葉から取ったものだが、もとの藍の葉よりも美しい色をしている、という意。「出藍(しゅつらん)の誉(ほま)れ」という語は、これに基づく。
■ 空き樽(だる)は音が高い:外强中干、绣花枕头、会叫的狗不咬人 よくしゃべる人には考えの浅(あさ)い人が多いたとえ。中味のないからっぽの樽をたたくと高い音をたてることからいう。類:浅瀬に仇波
■ 朝起きは三文の徳(とく):早起的鸟儿有虫吃 朝早く起きると、人より先に仕事ができるから、何かとよいことがある。「早起きは三文の徳」とも言う。
■ 後の祭り:事已至此,追悔莫及 祭の済んだ翌日。時期が遅(おく)れてしまって、後悔(こうかい)しても間に合わない。時期を失すること、手遅れの意。
■ 痘痕(あばた)もえくぼ:情人眼里出西施 自分が愛している者については、みにくいあばたもかわいいえくぼに見えるように、欠点でも美点に見えるものだ。類:惚れた欲目
■ 危ない橋を渡(わた)る:行于危桥 危険なやり方で仕事をすること。法律や規則に触(ふ)れるか触れないかのすれすれで事をなす場合などにいう。
■ 雨だれ石を穿(うが)つ:水滴石穿 軒(のき)から落ちる雨だれも、長い間には石に穴をあけることができる。どんなに弱いものでも根気よくやれば成功する。 類:念力岩をも通す
■ 油に水:格格不入,泾渭分明 たがいにしっくりしないこと。性質がちがうためにうまくとけあわないこと。
■ アワビの片思い:鲍鱼之恋,无果的单相思 アワビの貝殻(かいがら)は1枚だけに見えることから、片思いのことを言う。類:磯のあわびの片思い
■ 言うは易し行うは難(かた)し:说着容易做起来难 口で言うだけならだれにでもできるが、それを実行するのは難しい。
■ 家貧しくして孝子(こうし)あらわる:家贫出孝子,穷人家的孩子早当家 恵(めぐ)まれた家庭では子供の親孝行は目につかないが、貧乏(びんぼう)だとはっきりとわかる。
■ 石が流れて木の葉が沈む:太阳打西边出来了 物事が逆になっているたとえ。類:西から日が出る
■ 石に灸(きゅう):无用之功 石に灸をすえるように、何の効(き)き目もないこと。類:泥にやいと・蛙の面に水
■ 医者の不養生(ふようじょう):言行不一,无法使人信服 医者は、立場的に患者(かんじゃ)に養生を言っていても自分の体を大事にしないことから、立派なことを言っていても行動が伴(ともな)っていないこと。類:紺屋の白袴・坊主の不信心
■ 急がば回れ:欲速则不达 急ぐ時には危険な近道を通るよりも、遠くても安全な道を回るほうが、結局は早く目的地に着く。 類:急いては事を仕損じる
■ 一目(いちもく)置く:尊敬,自愧不如 相手が自分よりまさっているとして敬意を払う。優れた者が相手に対して一歩を譲る。囲碁(いご)で実力の劣(おと)る者が、何目(なんもく)かの石を先に盤上(ばんじょう)に置くことから出た語。
■ 一炊(いっすい)の夢:黄粱一梦 人生の栄枯盛衰(えいこせいすい)のはかなさのたとえ。 唐の盧生(ろせい)という青年が道士に枕(まくら)を借りて仮寝(かりね)をし、栄華(えいが)を極めた生涯の夢を見たが、目が覚めると、宿の者が炊(た)いていた飯がまだ炊き上がっていなかったほどに短い時間だったという故事。
■ 一寸(いっすん)先は闇(やみ):前途莫测 未来のことは、何が起きるか全くわからないということ。
■ 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ:儿不嫌母丑狗不嫌家贫、喝水不忘打井人、知恩图报 犬は三日飼っただけで、三年もその人の恩を忘れない。まして人間は生涯恩を忘れないのが当然だ。
■ 井の中の蛙(かわず)大海を知らず:井底之蛙,见识短浅 井戸の中に住むカエルは、その井戸のほかに大きい海があることを知らないでいる。自分のまわりの、ごく限られた範囲(はんい)のことしか考えない、見聞(けんぶん)のせまいこと。
■ 言わぬが花:沉默是金 口に出して言わないほうが、かえってよい。類:沈黙は金
■ 魚(うお)心あれば水心:将心比心,一好换一好 そちらに魚になる心があれば、こちらもあなたが住みよい水になる心をもってもよい。何事も先方の出方次第で、相手が好意を示してくれれば、こちらも好意を示そう、という意。
■ 烏合(うごう)の衆:乌合之众 規律も統一もなく集まっている人々のこと。ここで「烏」とはカラスのことを指す。
■ 雨後の筍(たけのこ):雨后春笋 雨の降った後、筍が勢いよくあちこちに出るように、よく似た物事が次々に現れたり起きたりすること。
■ 後ろ指を指される:流言蜚语、被说坏话 背後から指を指されて非難(ひなん)される。陰で悪口を言われること。
■ 瓜(うり)の蔓(つる)に茄子(なす)はならぬ:龙生龙凤生凤 平凡(へいぼん)な親から非凡(ひぼん)な子は生まれない。血統は争えない意。「鳶(とび)が鷹(たか)を生む」の反対。類:蛙(かえる)の子は蛙
■ 噂(うわさ)をすれば影がさす:说曹操曹操到 人の噂をしていると、その人がちょうどやって来るものである。
■ 易者(えきしゃ)身の上知らず:当局者迷 自分のこととなると欲(よく)が伴うから、適正な判断ができないことのたとえ。
■ 老いたる馬は道を忘れず:老马识途 経験を積んだ人は、物事の方針や判断を誤らない。
■ 同じ穴の貉(むじな):一丘之貉 一見、かかわりがないように見えて、本当は仲間であること。狢はタヌキ、またはキツネのこと。
■ 鬼(おに)に金棒(かなぼう):如鱼得水 もともと強いのに、さらに強いものが加わること。 類:弁慶になぎなた
■ 鬼のいぬ間に洗濯(せんたく):阎王不在小鬼闹翻天 気を使ったり怖(こわ)い人がいない間に、ゆったりとくつろぐこと。
■ 鬼の目にも涙(なみだ):恶人也有善心 鬼のように情がなくひどい人でも、時にはやさしい気持ちをもつこともある。
■ 己(おのれ)の欲(ほっ)せざるところは人に施(ほどこ)すことなかれ:己所不欲勿施于人 自分の嫌(いや)なことは他人だって嫌なのだから、他人にしむけてはいけない。
■ 恩を仇(あだ)で返す:恩将仇报 さんざん恩を受けながら、かえって恩人を害するようなことをする。